ルターシュタッド・ヴィッテンベルグは、ベルリン中心部から列車で約90分。ほとんどの観光 名所(Lutherhaus、Schlosskirche、Stadtkircheなど)がコンパクトににまとまっているので、日帰 りでもじゅうぶん満喫できました。
チケットはDB(ドイツ鉄道)のウェブサイトで購入する方がお得で、チケット売り場はどこ!? 買い方が謎!!というバタバタもなく快適でした。
平日だったせいか、ベルリンからの列車は空いていて快適でした。列車内のトイレは(まぁまぁ) 清潔で、チップも必要ないので、よく利用します。というのも、トイレのない駅も多く、次にいつどこで出会えるかがわからないからです。
Hauptbahnhof Lutherstadt Wittenberg駅からゆっくり歩いて15分ほどのところに、主な観光エリア、旧市街があります。
残念ながら、2015年現在、2017年のLuther500 Festival(宗教改革500周年)にむけ て、旧市街地は大改修中です。
とはいえ、ベルリンとは違う可愛らしい街並みや、のんびりとした雰囲気だけでもじゅうぶん訪れる価値がありました。旧市街地には ARSENAL WITTENBERGという小さなショッピングモールもあり、空き時間にちょっとしたお買い物も楽しめそうです。
6月はいちごなどのベリー系の果物が美味しいころ。広場のマーケットで買ったいちごはとてもフレッシュでおいしかったです。日本ではなかなかお目にかかれないようなベリーも店頭に並んでいました。
Stadtkircheの近くに、雰囲気の良いカフェがあったので、入ってみることにしました。心地よい中庭の席で、Wittenberger Reigenというこのお店オリジナルのケーキを注文しました。パフェの名前は、ヴィッテンベルグのダンス、という意味だそうですマフィン+ベリー+ヨーグルトのあっさりとした甘さで暑い日にぴったりです。
旧市街観光の後、まだまだ時間があったので、ユニークな建築で有名な公立学校、 Hundertwasserschule を見に行くことにしました。
中に入ることはできませんでしたが、地元の方によると各階ごとドアノブのデザインが違うなど、 内部も遊び心に溢れたデザインなのだそうです。
Hundertwasserschuleと同じ通り沿いにあるアパートも、偉人や動物が描かれていておしゃれです。
せっかくヴィッテンベルグに来たのだから、ドイツらしい、ではなくヴィッテンベルグらしいお土産が買いたい!と色々探してみたのですが、これが意外とないのです。
出発前にネットでようやく「Lutherbrodt (ルターブロート)」なるものを発見したので、それを買ってみることにしました。
インフォメーションやお店の人に聞いたところ、冬は簡単に手に入るらしいのですが、それ以外の時期はあまり見かけない、とのことでした。
半ば諦めかけていたところ、地元の方にEDEKA(大手スーパーマーケットチェーン)で売ってい る、と教えていただき、立ち寄ってみることにしましたヴィッテンベルグのEDEKAは、あまり見たことがない東ドイツ時代のからお菓子がたくさん売っ ていました。その中に、お土産にぴったりなルターの描かれた缶入りルターブロートを発見しました。
後日食べてみたところ、スパイスの香りが効いた少しドライな食感のクッキーでした。ボトムの チョコレートとよく合っていて美味しかったです。
ただ、シナモン系香辛料が苦手なひとにはあまりお勧めできそうにありません。
ちなみに色々教えてくださった地元の方は、留学生のホストマザーをしていたそうで、何人もの日 本の女の子を受け入れてきたそうです。とても嬉しそうに彼女たちのことを話されていました。
レストランでゆっくりディナー、という時間もありませんでしたので、夕食は旧市街、広場近くのハンバーガーショップで済ませることにしました。色々な種類のハンバーガーがありましたが、せっ かくヴィッテンベルグにきたので、ヴィッテンバーガー(Wittenburger)を注文しました。かぶりつくには大きすぎるほどで、フォークとナイフをもらって食べました。 美味しいのですが、なんというか、また食べたい!というほどではなかったです。
フレンドリーなスタッフは終始のんびりした対応で、繁盛時は大丈夫なのかな!?と少し心配になりました。
この後少し日が落ちて雰囲気の変わった街並みを撮影して、ウィッテンベルグを後にしました。